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静岡ホビーショー2025のモデスク目線レポート

2025/05/14-2025/05/18

こんにちはMODEL SQUAD(モデルスクワッド)です。静岡ホビーショーに行ってきました。

今回、プラモデルにフォーカスしてモデスク的に興味をもったポイントを紹介いたします。

 

エスワンフォーのブース。モーターショーやオートサロンのような、洗練された展示。いきなり

プラモからフォーカス外れてしまいましたが、中々模型会社にはこういう魅せ方はできない。印象的でした。

 

キャビコ(エムアイモルデ社)のブース。着々とプラモラインナップを増やしており、

弊社の目指すべき、尊敬するメーカーの一つでもあります。エヴァ初号機のチョイプラは即完売。

 

タミヤブースでは射出成形実演。設備は住友重工製SE75EV-Aでした。さすがの高級機です。

しかし成形機をホビーショーに持ってくるという事自体、会社のビジョンを垣間見ることができます。

 

一方バンダイブースではPGニューが発表され最新の技術を示す。まだちょっぴり不自然さを感じる

この膝立ちポーズを’見せなければならない’という苦渋の部分に、プラモ進化への彼らの責務が現れています。

 

可動を極める一方で、固定ポーズのプラモデル。アーティファクトのフィードバックですね。

これは良い。ですが、零細企業のアイテム戦略の一つを巨大企業がつかみに来ると、一気にその領域が

レッドオーシャンと化してしまうのが手放しに誉められないところ。今はガンダムだけですが、さて。。。

 

海洋堂のARTPLAシリーズで過去に販売された初号機の完成品スタチュー(価格128,000円、絶版)がスケールダウンして

8,800円でプラモデル化。プラモデル商品開発の進化は、ガレージキット最大の武器だった「量産化困難な精密原型の商品化」

をも攻略し、ガレージキットのメーカー商品ラインナップとしての役割に終止符をうってしまった、と感じました。

 

驚きのラスター社の商品。正規ライセンス+ボディ彩色済プラモ+マーキング+1/18スケール+RC機能で実売7,000円以下。

販売数がグローバルベースでないとこの値段は無理。零細こそグローバルマーケティングを視野にいれないといけない。

 

とうとう来ました、商品化されないのが不思議だったTOYOTA GRヤリス WRCがベルキット社から。かっこい~!

部品の多さに驚き、カーモデル各社の技術力に驚き、そして自社の研鑽の甘さに打ちひしがれるのでありました。。。

 

ホールの隅にひっそりと置かれていたガチャマシン。射出成形品を、そのまま商品として成立させている

素晴らしいアイデア。これぞ逆転の発想。考えさせられ、しばらくマシンの前で立ち止まってしまいました。

 

最後に。この静岡市プラモデル化計画の「2.人財づくり」。これです。群雄割拠する一流模型メーカー達の中で、

これこそが弊社がプラモデル領域に事業拡大をする使命であり、軸足として絶対に外せない最重要ポイントです。

内容・価格・対象エリアを決定する際に上記の使命をしっかりと胸に刻み、商品開発に邁進していく所存です。

 

それではまた!

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